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8. データモデル  8.4節


8.4 データの表現
2022-08-14/2023-11-21

 本節では、データをどの様に表現すべきかについて記述します。基本的にGIFを踏襲しています。

項目 説明
日時
日付
日付 GIFに沿った表記として、西暦でYYYY-MM-DD形式です。ISOとも合致しています。
曜日 Schema.orgのopeningHoursに準拠した形式で表現します。例えば、以下の様に表現されます。
[
  “Mo,We 08:00-12:00”,
  “Th-Sa 08:00-14:00”,
  “Su 08:00-16:00”
]
時刻: GIFに沿った表記として、HH:MM:SS+hh:mmの形式です。タイムゾーンは省略せず、日本の場合は+09:00と記載します。但し、ISOに合致させるため、UTCと時差が無い事を示す"=+"は規定から外し、"Z"または"00:00"とします。
日時 YYYY-MM-DDTHH:MM:SS+hh:mmの形式。GIFと標準双方に合致します。但し、ISOに合致させるため、UTCと時差が無い事を示す"=+"は規定から外し、"Z"または"00:00"とします。
期間 GIFでも推奨する通り、開始と終了を別項目にする事で、標準にも合致させます。
住所 schema.orgの、PostalAddress形式で記載します。国、都道府県、基礎自治体、それ以下、郵便番号、私書箱で項目を分離して記述する方式です。尚、アドレスベースレジストリに合わせて、国内に限る場合には町字IDなどによる表現も可能とします。
座標 GIFや推奨データセットとは異なりますが、GeoJsonの規定に準拠して記載します。具体的には、[東経, 北緯]となります。
精度は、GIFの規定通り、通常は小数点以下6桁とします。これは、約10cmの誤差を意味しています。
電話番号 行政基本情報データ連携モデルの電話番号の記載通り、が良いと考えます。但し、例示で出てくる、実際にはあり得ない表記"+81(3)45677890"などは避けます。これは、標準では、括弧内は省略可という意味だからです。同様に国番号を付けた場合は市外局番の先頭の"0"は省略します。また、複数の電話番号を記載するときには、配列で記述します。
ID NGSI-JDの定義に従い、urn:ngsi-ld:<entity-type>:<entity-id>からなる一連の文字列とします。
数値
項目 説明
単位 特別な事情が無い限り、国際標準に則り、温度であれば摂氏、長さであればメートル、重さであればグラムとします。
論理値 論理値やJSONの表現を使うべきと考えます。これは、日本特有の表現を避ける意味から「無」や「有」から変更するのであれば、標準に則るべきとの考え方です。