Coppell Technologies データ仕様の現状と課題

Menu

Coppell Technologies
Fiwareで都市OSを動かしてみよう
NGSI-LDにも挑戦

データ仕様の現状と課題

スマートシティの標準規格
データモデルのユースケース

Column
Link集
用語集

Coppell

Technologies

2. データの分類



2.1 スマートシティリファレンスアーキテクチャにおける分類
2023-01-04
この章は参考情報です。
スマートシティリファレンスアーキテクチャホワイトペーパーでは、以下の様にデータを5種類に分類しています (以下、原文ママ)。

データ種別 説明
メタデータ データ本体(静的データ、動的データ、パーソナルデータ等)を効率的に管理したり検索したりするために、データ本体についてのデータモデル(データ項目や形式)や属性情報等を記述した付帯データ。データの分類として、コンテキストデータや、データカタログが挙げられる。メタデータを通じてデータ本体を検索し、各種データ種別の特性に応じアクセスするといった運用がなされる。
静的データ 更新頻度が比較的少なく、長期間保存、参照されるデータ。データの分類として、統計データ、分析データ、履歴データ、文書データ等がある。オープンデータ化すべきものが多く、オープンデータの取り扱いに関するルールに従い、主に自治体が保有データをオープンデータとして公開し活用促進に取り組むことが必要となる。
動的データ 更新頻度が高く、リアルタイムに生成される時間軸に連続したデータ。データの分類として、センサデータ、ログデータ、人流データ、ストリーミングデータ等がある。リアルタイムに変わるデータであるため、時刻情報の付与や履歴管理等が必要となる。
地理空間データ 空間上の特定の地点または区域の位置に関する情報(位置情報)を持つデータ。位置に関連づけられた様々な事象に関する情報も含まれる。データの分類として、地形図、空中写真、衛星画像等の地理空間情報、建物や土木構造物に関連するBIM(Building Information Modeling)データ、CIM(Construction Information Modeling)データ等がある。
パーソナルデータ 個人情報に加え、個人情報との境界が曖昧なものを含み、個人の属性情報、移動・行動・購買履歴、ウェアラブル機器等から収集されたデータあるいは加工された情報等個人と関係性が見出される広範囲のデータ。データの分類として、要配慮個人情報、個人情報、匿名加工情報がある。パーソナルデータの取り扱いに関するルールに従い、プライバシー保護と高度なセキュリティ対策が必要となる。

この分類は、データの所有者が利用者が留意すべき事項が異なる点等を指摘しており、有用だと考えて掲載しています。