　　3.1.4節 - Data Model Use Cases

　3.1. データモデル - 基本情報　　3.1.4節

3.1.4 土地

2022-09-08

　地方公共団体を念頭に策定してあります。

データモデル名: Land

想定表示名: 土地

対象ドメイン:公共施設管理

IRI: https://pfikyokai.or.jp/Land

継承元、参照規約: コアデータモデル/土地、Smart Data Models/Building

補足: 公園など、建物を伴わない管理対象もあるのではと思い、次節のBuildingとは分けて策定してします。ひとつに統合した方が良いかどうか議論が必要です。項目はコアデータモデルの土地をそのまま引用するとともに、データ型等をNGSIに変更しています

項目名
Attribute type

CDM項目名

既存DM

PFM

事務局案

説明

CDM

SDM

データ型

回数

ID群

〇

Text

1::1

NGSI-LDの仕様に合わせ、次の形式とする。"urn:ngsi-ld:Land:"<何らかのID>。どの様なIDが好ましいかについていは議論が必要

type

Text

1::1

必ず"Land"の文字列でなくてはならない

usage

用途

必

Text

0::n

土地の主要な用途。コアデータモデルではコード情報型をJSON形式で列挙するとなっている。本項目が必要な場合は、項目名はcategoriesにするなどの検討が必要

name

名称

〇

必

Text

0::1

正式な土地の名前を日本語で設定する。"○○公園"など。但し、小学校なと、通常土地の名前を使わない土地については、記載は不要

nameKana

名称（カナ）

〇

Text

0::1

土地のカナ表記を設定する

nameEn

名称（英字）

〇

Text

0::1

土地の米国英語表記を設定する

alternateName

通称

〇

Text (Array)

0::n

住民からの問い合わせや掲示などで使われる一般的な通称がある場合は配列で列挙する。尚、コアデータモデルでは回数は最大1回と規定されているが、複数記載できるように拡張した

description

説明

〇

Text

0::1

土地情報として公開可能な詳細情報

address

土地住所

必

PostalAddress

1::1

住所のPastalAddress形式で設定する

addressCountry

国

〇

Text

0::1

国名または二文字の国コード。日本の場合は"Japan"または"JP"

addressRegion

都道府県

必

Text

1::1

日本国内の住所については都道府県名。表記はベースレジストリ日本町字マスターデータセットに従う。例えば"東京都"、"大阪府"。"東京"や"大阪"は許されない。

addressLocality

市区町村

必

Text

1::1

日本国内の住所については基礎自治体名。表記はベースレジストリ日本町字マスターデータセットに従う。例えば!"千代田区"。また、町村の場合は郡名も含む

streetAddress

区町字以下

必

Text

1::1

日本国内の住所については基礎自治体名より後ろの部分で方書を除いた部分。政令指定市区名・町名・字名表記はベースレジストリ日本町字マスターデータセットに従う。町名より後ろは数字をハイフンで結んだ形式とする。例えば、"霞が関2-1-6"。方書は、建物の名称などをaddressとは別項目で表現する

postalCode

郵便番号

〇

Text

0::1

日本国内の住所についてはハイフンを使わず、連続した7桁の数字からなる文字列。

location

土地住所

必

geo:json
Point

1::1

土地の代表点の座標をPoint形式で設定する

coordinates

必

Number (Array)

1::1

東経と北緯を列として設定する。西経と南緯の場合は負の値を設定する。高度を設定する場合は、列の三番目にメートル単位で設定するが、精度は特に規定しない。東経と北緯は事情が無い限り、小数点以下6桁とする。

siteArea

敷地面積

〇

Numbeer

0::1

土地の敷地面積(㎡)

polygon

ポリゴン

〇

Polygon

0::1

土地の形を座標のポリゴンで設定する

remarks

備考

〇

Text

0::1

土地の備考

refContact

連絡先

〇

Relationship

0::1

土地含めて契約対象になっている場合は施設管理事業者のidを設定する。施設管理事業者の情報には、電話番号などの連絡方法に関する情報が記載されている

facilityNo

Integer

0::1

公園などの建築物が無い場合も施設Noが振られているのではないか、確認が必要

dateCreated

DateTime

1::1

NGSI V2のBuiltin Attributes

dateModified

DateTime

1::1

NGSI V2のBuiltin Attributes

例

Normalized:形式
{
"id": "urn:ngsi-ld:Land:ABC001",
"type": "Land",
"address": {
"type":"PostalAddress",
"value": {
"streetAddress": "吉浦潭鼓町1-1",
"addressLocality": "呉市",
"addressRegion": "広島県",
"postalCode": "7370843"
}
},
"location": {
"type": "geo:json",
"value":{
"type": "Point",
"coordinates": [
132.5304138,
34.2567817
]
}
},
"refContact": {
"type": "Relationship",
"value": "urn:ngsi-ld:Organizarion:0123456789012"
}
}

keyValue形式
{
"id": "urn:ngsi-ld:Land:ABC001",
"type": "Land",
"address": {
"type": "PostalAddress",
"value": {
"streetAddress": "吉浦潭鼓町1-1",
"addressLocality": "呉市",
"addressRegion": "広島県",
"postalCode": "7370843"
}
},
"location": {
"type": "Point",
"coordinates": [
132.5304138,
34.2567817
]
},
"refContact": [
"type": "Relationship",
"value": "urn:ngsi-ld:Organizarion:0123456789012"
}

}

3.1 5 建物

2022-09-08

　公共施設が入居する建物の情報です。

データモデル名: Building

想定表示名: 建物

対象ドメイン:公共施設管理

IRI: https://pfikyokai.or.jp/Building

継承元、参照規約: コアデータモデル建物、Smart Data Models/Building

補足: 一旦、民間企業とは別のデータモデルになると仮定して策定しました。コアデータモデルの施設には公共団体の所管課を示す項目は無く、施設補修のレポートでも名称しかありません。このため、下記項目は後でレポート情報をまとめるのに必要となると推測した項目だけから構成されています。この他に連絡先情報が必要などの議論が必要です。

項目名
Attribute type

CDM項目名

既存DM

PFM

事務局案

説明

CDM

SDM

データ型

回数

〇

必

Text

1::1

NGSI-LDの仕様に合わせ、次の形式とする。"urn:ngsi-ld:Building:"<一意となる文字列>。一意となる文字列として何を採用すべきか、議論が必要

type

必

Text

1::1

必ず"Building"の文字列でなくてはならない

関連建物

〇

StructuredValue

0::1

提携している他建物の情報など（建物型）。コアデータモデルでは建物型(つまり、このデータモデルと同じ構造のもの)をそのまま入れ子で展開する仕様となっているが、Relationshipとしてidだけを入れる選択肢もあり得る。

status

状態

〇

Text

0::1

「建築」、「稼働中」、「閉鎖中」などのステータス

refLand

建物住所

必

Relationship

1::1

前節のLandへのリンク。住所情報が必須のため、この項目を必須としている。Land情報へのリンクが良いか、住所をそのまま格納すべきかは議論が必要。

equipmentInformation

設備情報

〇

StructuredValue

削

設備は別データモデルとしているため、ここからは削除。尚、コアデータモデルでは、設備の最大数は1となっている。

siteArea

敷地面積

〇

Number

削

土地の情報と重複しているため

mainFunctions

主要機能

〇

Text

0::1

建物の主な働き。例えば"耐火建物"など

usage

用途

〇

StructuredValue

0::1

建物の主要用途の表記。都市計画などで使用されるコードを格納する

buildingArea

建築面積

〇

Number

0::1

建物の建築面積(㎡)

totalFloorArea

延べ面積

〇

Number

0::1

建物の延べ床面積(㎡)

maximumHeight

最高の高さ

〇

Number

0::1

建物の最高点の高さ(m)

floorsAboveGround

地上階数

〇

Integer

0::1

建物の地上階数

floorsBelowGround

地下階数

〇

Integer

0::1

建物の地下階数

structure

構造

〇

Text

0::1

不動産登記構造を格納する列挙型項目。木造、土蔵造、石造、れんが造、コンクリートブロック造、鉄骨造、鉄筋コンクリート造、鉄骨鉄筋コンクリート造など。

completionDate

竣工日

〇

DateTime

0::1

建物の竣工日

remarks

備考

〇

Text

0::1

備考

contactPoint

連絡先情報

〇

Relationship

削

施設の情報と重複しているため

accessibility

アクセリビリティ情報

〇

StructuredValue

削

施設の情報と重複しているため。Syb-attributeは省略した。必要であれば、施設を参照ください。

dateCreated

DateTime

1::1

NGSI V2のBuiltin Attributes

dateModified

DateTime

1::1

NGSI V2のBuiltin Attributes

例

Normalized:形式
{
"id": "urn:ngsi-ld:Building:9000020342025:22",
"type": "Building",
"category": {
"type": "Text",
"value": "小学校"
},
"name": {
"type": "Text",
"value": "久米川東小学校"
},
"nameKana": {
"type": "Text",
"value": "クメガワヒガシショウガッコウ"
},
"alternateName": {
"type": "Text",
"value": [
"久米川東小"
]
},
"refLand": {
"type": "Relationship",
"value": "urn:ngsi-ld:Land:ABC001"
}
}

keyValue形式
{
"id": "urn:ngsi-ld:Building:9000020342025:22",
"type": "Building",
"category": "小学校",
"name": "久米川東小学校",
"nameKana": "クメガワヒガシショウガッコウ",
"alternateName": [
"久米川東小"
],
"refLand": {
"type": "Relationship",
"value": "urn:ngsi-ld:Land:ABC001"
}
}

　CD: コアデータモデルの建物
　SDM: Smart Data ModelsのBuilding
　PFM: 公共施設管理の施設補修のレポートを想定して設定した内容(事実には基づいていません)

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