2. 推奨データセット
2022-10-02
本ユースケースは、デジタル庁が自治体が公開する様に推奨されてい「推奨データセット」を題材にデータモデルを検討します。推奨データセットはそのデータ定義を見ればわかる様に、Excel等の表計算ソフトにより視認されることも考慮した設計になっています。勿論、Machine Readableであることも考慮していますが、人間が視認したり操作したりするケースが多いであろう現状では、妥当な定義となっています。しかし、スマートシティのスマートシティサービスで使う事を考えると、以下の課題があります。
- 違う地物に関する情報がフラットな形式で並べられているので、同じ情報が各データ(=行)に何度も出現する
- データセット間の関係が表現されていないため、データセット間突合(JOIN等の操作)が難しい
そこで本書では、推奨データセットをオープンデータ向けのViewであると捉え、Viewの元となるデータモデルを検討します。具体的には、推奨データセットを各項目が表現する対処個との地物に分割し、地物間の(=データモデル間の)関係を定義することで、ひとつのデータモデル群に定義しなおします。
更に、簡単なプログラムを作成し、推奨データセットを動的に生成出来る事を確認します。
2022-10-02
- 自治体の推奨データセットを生成する
- そのために、最適化されたデータモデル群のEntityにデータを格納する
2022-10-02
本ユースケースに関係するシステムは以下の四つとします。
- 都市OS: NGSI v2に準拠するインタフェースを有する。本システムに登録したデータは自治体・住民・および企業が参照できるオープンデータとする
- 現状の推奨データセットからEntity群を生成するImport機能
- Entity群から推奨データセットを導出するExport機能
- Entity群に個別にデータを追加/更新する機能